イスラム教への入り口
- ikemen Ude
- 2022年5月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月28日
今日は、モスクを訪れて短いツアーとイフタールという断食期間の夜ご飯をいただいた。イスラム教のことはある程度知っていたつもりだったのだが、その祈りの姿と人々の大切にしていることを知り、感動した。この感動を忘れないためにここに書き記しておく。
まず初めに彼らは、日頃の習慣からかなりイスラム教に則っている。お祈りの時間は欠かさず、女性はヒジャブをまき、断食期間中の日が出ている時は水一滴さえ口にしない。この熱い信仰はどこからくるのだろうかと私は以前より不思議でたまらなかった。
それに気付かされたのは、お祈りの時間の姿である。
いつもはのんびり、仕事だってゆるくやっている彼らであるが、お祈りの時間になると一味違う。お祈りの言葉、方向、お辞儀の仕方、一つ一つを丁寧に行っている姿が印象的であった。本当に神という存在を信じているのだと思い知らされた。整然な状況と一斉に始まるお祈りにこちらの心まで洗われるようであった。
さらにラマダン期間の意味は、断食をするだけではないことを知った。この期間は人間としての修行の期間だという。周りへの優しさ、欲の抑制、感謝の心など人間にとって極めて重要であることを行動を通して実践するのである。
私たちは、こんな期間を設定されない限りこれらの重要なことを改めて実践しようと心に決めるのは難しいのではないだろうか。もちろんこれらのことを毎日実践できている人は数多くいるはずだが、それをみんなが行いあうというのは非常に良い期間だと感じた。
この習慣は続けていくことに意味があるということも共有されているし、私自身もこの国の人々からの優しさを十分に感じている。優しさを感じるたびにこの優しさを循環させたいと思うのである。
自分の文化に誇りを持ち、その精神性を行動で示すこと。私はどれだけできているだろうか。





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