What is trip for you?
- ikemen Ude
- 2021年12月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年12月10日
旅をすると自分が何が好きなのかに改めて気付かせれる。自分の選択の傾向、興味が明らかにされる。今回の旅もそんなことを思わせてくれる素敵なものであった。
初めの2日は五つ星ホテルに泊まりながら、優雅な時を過ごすという柄にもない時間を友達と共に過ごしてみた。Chillという言葉がこの若者の中でもよく使われているが、そんな時の過ごし方を彼女たちは特に好んだ。私は、その過ごし方に新鮮さを覚えるとともに、それが自分にあっていないことも気付かされたのである。その時を感じるという意味での時間の過ごし方は大切かもしれないが、とりあえず写真をとって、ホテルで安全に過ごすだけというのは自分には不向きかもしれない。そんなことを気づくことができたのもこの旅行の一つの価値だったのではと自分を納得させている今現在である。
最後の1日だけは、一人で過ごすことを希望して、激安のゲストハウスで時間を過ごすことに決めた。そこには、マレーシア国内から若者や旅好きが集まっていた。彼らのノリと雰囲気が自分の心地よさはここにあると気付かせてくれた。旅人から溢れる魅力と熱気というのは私に刺激を与えてくれる。
船での島巡りツアーでは、一つの韓国人家族と出会った。面白いお父さんと優しいお母さん、ちょっとシャイな一人娘が非常に愛らしかった。初めから一人旅の私に声をかけてくれた。彼がいうには、日本人のイメージと私は全く違うらしい。日本人へのネガティブなイメージをもった彼に初めに日本人だと告げた時の反応は今でも忘れられないが、そんなイメージを変えることに一役買うことができた手応えは感じている。彼らと過ごした時間はほんのわずかであったが家族の暖かさに触れることで、日本にいる家族が恋しくなった。
ゲストハウスでは、マレーシアで最も優秀とされる大学の生徒集団と同じ部屋になった。彼女たちは、私に興味津々というかのように多くの質問を投げかけてきた。聞くところによると、彼女は本当は京大への交換留学が決まっていたらしく、コロナでなくなってしまったという。今年の半分を過ごした京都にいるはずだった彼女と、いるはずもなかったのにいることになった私がそこに存在することは、運命への抗えなさを感じる瞬間となった。
まだまだ自分を知らない。ただ、自分だけでは自分を知れない。時間と経験をかけて、自分とはどんなものなのか知っていくプロセスを今後も楽しんでいこうではないか。
この魚ほんとに美味しい!このブログを読んでいる人たちに絶対に食べさせたい。

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