Almost accident
- ikemen Ude
- 2021年11月2日
- 読了時間: 2分
昨日は、新しく女の子が家に入居した。待ちに待ってたから、嬉しくて話しかけてみた。元気で優しそうな子でよかった。と思うのも束の間、いきなりドライブ行かない?という誘い。両親を送って行きたいんだけで、近くの道がわからないから車に乗ってついてきて欲しいと。任せよ、任せよという勢いでついていったはいいものの、この後がアドベンチャーだった。
車に乗った瞬間にエンジンのかけ方が分からず両親から怒られている女の子。一方通行の表示もわからず突き進もうとする。私も決して運転が上手いわけではないが、マレーシアの免許センターはどうなっているのか不思議に思うほどの動きに、思わず笑ってしまった。
両親の飛行機の時間に間に合わなそうだからという理由で、母親が途中で運転を変わることになった。運転を変わることでスムーズに進んでいることはいいんだけど、帰りのことを想像すると自分の命の心配をするようになった。
両親を無事に駅に届けてから、私たちはなぜか休息をとっていた。この休息が私には嵐の前の静けさに思えた。お茶目なことに、目の悪い彼女はメガネを忘れて表示とミラーがほとんど見えないそうだ。私に指示をしてくれと言っている。盲目のランナーの伴奏者でさえ、かなりの訓練が必要なのに、土地に詳しくもない私が、ほぼ何も見えない初心者同然の彼女に運転を指示するのはかなり難解なことである。運がいいことに私は、こんな面白い状況が大好きなのだ。
ちなみにマレーシアの道路は、高速道路のような作りになっていて、みんなかなり飛ばす。さらには、車間距離はマックバーガー二つ分くらいまで詰めてくる。こんなにも危ない状況で、車線変更をするたびに「成功!!」と大声で叫ぶのは、いささか浮世離れしている。
かなり幸運なことに私たちは、無事に家につくことができた。私は、命の危機体験をまた一つ更新することになった。そんなこんなで、吊り橋効果を実践し、爆笑のドライブをともに経験した彼女とは、なんだか仲良くなれる気がする。また新しく面白い友達ができそうです。

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