アロエ
- ikemen Ude
- 2022年1月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月28日
私は週末に小さな農園を手伝っている。そこには、見たこともないような植物が広がっていながらも、どごかひたしみを持つ光景が広がっている。手伝っていると言っているが、どちらかというと学びに行っていると言ったほうが良いかもしれない。
今日もそんな農園で、マーケットの手伝いをしていた。雨上がりのその場所では、考えられない量の蚊が私を狙って来ていた。その襲撃に対してなんの対処もしていなかった私は、対処仕切れない程の虫刺されを追うことになった。そんな私の腕を救ってくれたのが、アロエであった。
その場所には、何人かの従業員がいる。ほとんどの人は英語を話せるのであるが、インド出身のおじいちゃんだけが英語を話せないのである。ただ、なぜか私は彼と活動することが多くて、いつも彼に助けられている。
そんなおじいちゃんが私の腕を見て、どこかからアロエを持ってきた。その場で、アロエの皮をそいで、それごと私の腕に塗ってきた。この原始的かつ、最強にナチュラルな方法に私は驚くとともに、面白さを覚えた。生のアロエは、それまでの痒さを一切なくして、蚊から肌を守ってくれた。
この場所では、私の知らない植物の魅力をたくさん教えてくれる。私たちが思っている以上に植物には可能性があることをいつも気付かされる。ほんの少しの手伝いなのに大量の野菜もいただくことになっている。ここにくるといろんな意味でのありがたさに満たされる。私の週末の癒し方でした。

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