日記
- ikemen Ude
- 2021年11月28日
- 読了時間: 4分
私の個人的な話など面白みに欠けるし、なにより未熟さが露呈してしまうことが怖い。無知が人を傷つけることもある。哲学、美学のようなことも私が書くと重さがなくなってしまう。そう思うから、なかなかこのブログを書けずにいた。文章を書くことは楽しく思えるし嫌いではないのだけれど、我が人間としての弱さがジレンマを生み、ブレーキをかけていたといったら伝わるだろうか。
しかしこのまま恐れを抱いていては、前に進むことはできないし、いつまでも未熟なままだろう。文章が面白くないなら、面白くできる方法を考えて鍛錬するほうが良いと思った。人が見るも見ないも自由だし、書く分にはタダだからと自分に言い聞かせて、恥を忍んで書いている。
ブログを書いてみて、思っていることや感じていることを外に吐き出すとすっきりするし、書くことで頭が整理できるということを再認識した。なかなか良い調子。与えてもらったこの場、日頃思ったことを自分が思い出せる程度に残しておくのに使わせてもらうのも良いかもしれない、と考えている。内容はやや率直になるだろう。愚か者が愚かさを隠そうとしたところで余計に見苦しくなるばかりだから、かっこよくなることは諦めて、思った通りに書いてみることにする。(所信表明・完)
2021.11.28日記
今日はバイトだった。飲食店で働いている。日曜ということもあり、大賑わいだった。今の職場は、とにかく忙しい。回転してなんぼの商売をする店で、人手も足りていないのだ。朝の開店準備からランチタイムが終わるまでの時間に働いているのだが、退勤まで走り回っている日も少なくない。声を出して、動き回って、考えて。働いているというより、スポーツに近い感覚だ。とても楽しい。
私をよく知る人なら、仕事覚えが良いほうではないということが想像に難くないであろう(職場の皆様にはいつも本当に申し訳なく思っている)。私の職場ではとにかくスピードが重視される。仕事が流れのなかで滞りなく進めば多少の失敗には寛容な世界。作法をずっと見られているわけでもないので、プレッシャーを感じることもない。
そして従業員の間に、業務の明確な担当分けはないので、上下関係があまりない。手が空いている人が仕事をするというシンプルなルールなのだ。○○係さんの様子を伺って、こちらの仕事が進まないということもないし、全員が全パートの大変さを分かっているから、皆さん思いやりをもって働いていて、とても尊敬する。
また、マニュアルがあるというのも良いのかもしれない。全員が同じクオリティを出せるのだ。こうと決まったらこうというような融通の利かなさがあるなと、今までマニュアルには良いイメージがなかった。この職場で働くようになって、その良い側面が理解できた。
私が働いている時間は、年齢層が高めである。それも良いところだ。同世代には対抗心を燃やしてしまうところがあるので仕事はできるようになるのかもしれないけれど、ダメな部分をさらけ出せる年上の方々(未熟さを隠そうとしてもばれてしまうので諦めでもある)のほうが楽である。いろいろなお話を聞けるし、振る舞い方も勉強になる。
私の職場は、みんな本当に優しい。とても楽しい。良い部分も悪い部分も、たくさん見て、勉強をさせていただこう。
話は変わって本日は『2001年宇宙の旅』(1968)を見ている。というのも、珈琲を淹れて、照明を暗くし、家中のファブリックをかき集めてコンディションを整えたら、快適さのあまり眠ってしまったのである。これから続きを見ようと思う。現代でも廃れない設定と演出というのはどこかで読んだけど、それ以外はほとんど予備知識なしで見ている。
せっかくなのでいま30分ほど視聴して思っていることを書いておこう。
最初2分くらいの暗い画面と不安感をあおる音が謎。猿が本物なのか人間なのか判別できない。猿のシーンの初めとトラに食べられるところは本物に見えたのだけど流石に人間か...?黒い異物の周りに猿たちが集まるシーンは創作ダンスのよう、それだけでも見ていられる。宇宙船のなかの従業員らしき女の人たちがとても変な歩き方。食事が飲み物なのは嫌だなあ。宇宙船の設定は作りこまれている。クラシックが合う、クラシックいいな。月(?)が一番手前で、縦に(奥に)地球、太陽が並ぶ映し方を初めてみた。猿のシーンの異物を下から、太陽に半分重なるような(伝わる?)映し方も初めて。主人公が朝食に行く前、テーブル席で数人でお話するシーン、「本当に何もお飲みにならない?」と女性が退席を促すの(私が日本人だから、この発言を「退出を促した」と解釈しただけで、本当にお茶を飲むか聞いただけかも)、私だったら「やっぱりお茶いただきます。」と選択を間違えて気まずくなるだろうな。あれ日常でも難しい。
まだまだ出てくるけど、早く続きを見たいのでこの辺で。






コメント