
こんにちは、百瀬です。
今週も好きな音楽について書かせていただこうと思います。
今回は世界でいちばん優しいロックバンド
BUMP OF CHICKEN のアルバムのレビューです。
すこしでもBUMPに興味をもってくれたら嬉しいです。
拙い文章ですが、よかったら見ていって下さい。
BUMP OF CHICKEN “COSMONAUT”
BUMP OF CHICKENは、全員が1979年生まれの幼稚園からの幼馴染でできた4人組のロックバンドです。2020年にベースの直井由文さんことチャマの不倫報道があって、一時期3人での活動をすることになりどうなるのかなと思いましたが、2021年にまた4人での活動を再開しました。本当によかったなと思いました。
ここまで長い付き合いでメンバーがかわらないのは相当珍しい気がします。BUMP OF CHICKENとしての正式な結成日は1996年2月11日なのだとか。自分としては、そんなに前なんだという感じがします。メンバーは全員平等という理由からバンド内でリーダーは決まっていません。
自分が中学生の時に最初に聞いたのが、今回紹介したい“COSMONAUT”というアルバムです。BUMPの曲は、宇宙とか時間との関係性の中で大切な''君''について歌っているというような曲が多いです。
たとえば
これは、アルバムの中の 宇宙飛行士への手紙 という曲のサビの歌詞です。
ここだけ抜き出すとラブソングととらえられてしまうかもしれないです。でも、歌詞の全体をみるとどうやら幼い時から一緒にいる誰かに向けた曲のようで。もしかしたらメンバー向けている感情なのかなと思います。
でも歌の中の''君''は聞く人によってかわります。友達なのか、恋人なのか、ボーカルの藤原基央さんこと藤くんから見た今曲を聞いている僕らなのか、居なくなってしまった大切な誰かなのか。どんな存在でも当てはめることが出来るからいつも不思議な感覚になります。
決して普遍的な事を歌っているわけではない、歌詞の中にでてくる状況を経験してないこともある。でも、何故か同じような気持ちになったことがある気がする。そう思わせてくれるのが藤くん歌詞の力だと思います。そこにいなかったのに、気付いたら心の中にあるなつかしさに触れてくれていて。基本なつかしいと思えることは、自分の楽しかった記憶とか感情につながっているから。だから、BUMPを聞いて僕は安心してしまうのかもしれないなと勝手に考えています。
後は、前作のorbital periodからこの時期位にかけて曲調がとてもやさしく丸みを帯びた感じになっていきます。初期はかなりギターの音がひずんでいて、聴く人によってはうるさいと感じるくらいでした。なので、初期のBUMPファンの方々には結構受け入れがたいアルバムでもあったのだとか。自分としてはその変遷が彼ら自身の成長の足跡にみえるから、どんな曲でもとても愛おしく感じてしまいます。
今回はアルバムの中でオススメの曲を3曲あげて締めようかなと思います。
全部いい曲なので、きいて何か感じるものがあればいいなとおもいつつ、人のおすすめの曲が気に入れない時のあの気まずさをおもいだしながら書こうかなとおもいます。
3.ウェザーリポート
この曲は、天気予報とだれかの心模様に思いをはせている自分をかけている曲です。
さわやかなギターの音が好きで、アルバムを聴こうとすると大体最初に聞いてしまいます。
無理に笑わなくていいんだよ。ということをやさしく歌ってくれています。
12.宇宙飛行士への手紙
BUMPの曲には長いものが多くてこの曲も6分近くあります。その分だけ伝えたい思いがあるのかな。この曲を聴きながらきづいたのは、過ぎていく時間の中で出会った大切な誰かの存在によって、自分は過去から未来に進んでいく時間の流れを愛おしく思えていたんだということです。この曲の中では、そしていつか星になり一人になってしまうということを歌っていますが、それを怖くないと思えるのは今があるからだと教えてくれています。2曲目のR.I.P.を聴くと失うことに対しての考え少し違っていて面白いです。
14.beautiful glider
とても綺麗なアコギのアルペジオが特徴的な曲です。生きている中で何か答えを見つけようとしている人に、寄り添って背中を押してくれる曲です。一番好きな歌詞です。
どの曲も多分受け取り方が人によって違うとはおもいます。
でも、それでもいいと思わせてくれるのがBUMP OF CHICKENの曲なので、
よかったら聴いてみて。
気に入らなくてもそれでいいのかなと思います。
長くなりました。次回もあれば是非。
出来るだけ離れないで いたいと願うのは
出会う前の君に 僕は絶対出会えないから
今もいつか過去になって 取り戻せなくなるから
それが未来の 今のうちに ちゃんと取り戻しておきたいから
BUMP OF CHICKEN『宇宙飛行士への手紙』