台湾に人生を変えられた話
去年の頭に初めて台北に行き、私は台湾が大好きになった。一回しか行っていない、にわかオブにわかなのに、「ここが私のアナザースカイ」と言いたくなるくらい。
行く前、周りで行った人の話を聞くと、人によって好みが分かれる場所だというのは感じていた。実際、自分が行った後に思うのは、「リゾートっっ!海外っっ!ウェイ!」な人には物足りないのだと思う。確かに、ハワイやオーストラリアと比べたら異国感は無いし、同じアジアのタイやインドと比べても日本と台湾は同じと言えるかもしれない。だが、その塩梅がちょうどよかった。その塩梅が、私が台湾を好きになった理由の一つでもある。街で歩いていても、観光客と目立つことなく落ち着いて歩けるくらいに馴染める。でも、確かに日本とは異なる建物、街の雰囲気が”ちょうど”良かった。
あと、台湾は思っていたよりも綺麗だった。みんな「臭い」とか「汚い」とか言ってたけど、「アンタの心の方が汚いよ」とは思った。まず地下鉄では、飲食禁止であるからかごみが一切無い感じがしたし、日本の駅の方が汚いと思う。大通りも問題無く歩けたし、「汚い」とは思わなかった。ただ、夜市の屋台は“清潔”ではないし、建物が“ピカピカ”ではない。でも、私にとってそれほどマイナスポイントにはならなかった。
あと、旅費や物価が安いのと、優しい人に出会えたのも好き好きポイントだった。2泊3日、ホテル+飛行機代に交通費、食費、おみやげ代を全て含めても3万円で行けた。ビジネスだが、綺麗なホテルに泊まったし、おいしい物を常に食べていた。コスパが良すぎる。
人に関しては、感謝したい人が3人いる。台湾初日に駅のホームで切符が買えず、うろたえていた時にあっちから話しかけてくれた男性二人と、餃子を食べに行ったお店で「これはこのタレで食べろ」と指をさして教えてくれた隣席の女性だ。本当は酢コショウで食べたかったけれど、その優しさが隣にいる状態ではそれはできなかった。なぜ、こんなに親切にしてくれたのかは分からなかった。台湾は「親日国」と言われているとおり、日本人は特別扱いなのか、台湾人がもともと助け合いの精神なのか、はたまた偶然だったのか謎のままである。
こんな感じで私は台湾が大好きになったので、早くまた台湾に行きたいと悶えている。(実際、台湾から帰ってきた数日は台湾の街並みが恋しすぎて、フラッシュバックしていたのが病的だった)
早く行けるようになるといいな。
最後に、タイトルの「台湾に人生を変えられた」説明をして終わる。これは大げさではない。
台湾が気に入りすぎて、今後の旅行の為に中国語を勉強しようと思った私は、Netflixで中国ドラマを見始めた。ハマったドラマ(『初恋那件小事』)に出ていた男の子がかっこよかったので、調べたところ元韓国の人気グループのメンバーだったと知った。(その子はWanna Oneのライ・グァンリン)そこからそのグループ、そのグループが生まれたオーディション番組にドはまりし、いつのまにかK-POP全体にはまってしまった。
今ではK-POPが人生の支柱だ。(この前、バイト先の先輩に「K-POPが私の人生の支柱ですね」と言ったときには普通に“キモイな、自分。でもkポはサイコウだよ〜”と考えてしまった)つまり、台湾に行ってなかったら私は、K-POPにもここまでハマらず、こんなに素敵な人生を送っていなかったと思う。K-POPにはまったことで、中国のアイドルにもはまったし、色んな意味でかなり世界が広がった。だから、台湾は私の人生を変えたと言っても過言ではないのだ。
ということで、長すぎてしまったのでもう終わらせる。とにかく、今回伝えたかったのは「台湾とK-POPが最高にアゲだよ」ということ。まあ、誰も読んでは無いから別に意味が無いのだけど。


